窓の性能。

毎月送られてくる某サッシメーカーの業界情報誌によると、

 

住宅金融支援機構の【フラット35】住宅仕様実態調査報告(平成29年度)によると、住宅の断熱性に重要な役割を果たす、窓枠(サッシ枠)の仕様と、断熱材の仕様が大きく変わってきているそうです。

平成19年にはアルミ製が83.8%と8割以上を占めていた窓枠は

平成29年には38.3%と約半分になり、

台頭してきたのが、

断熱性能に優れた樹脂サッシや木やプラスティックと複合材料の窓枠で、

シェア55%と過半を超え大きく飛躍しています。

 

これは開口部の断熱性能を高めることが住宅のランニングコストを抑える大きな要因であることを市場が認識したためではないかと思います。

弊社は、輸入住宅を多く施工してきた経緯があり、古くから樹脂サッシを多く採用し、住宅のランニングコストを削減することにチャレンジしてきました。

というのも欧米では20~30年以上も前から開口部の断熱性能を高めることは常識であったため、樹脂サッシや木製サッシは標準仕様が普通でしたので、

当時はあまり普及していなかった樹脂サッシなどを

積極的に採用し標準化していたのです。

 

夏涼しく、冬温かい、今では当たり前のようになってきた仕様ですが、

開口部や断熱材の性能をとことん上げていくと、思わぬ副産物を生んでしまいます。

つまり、ただ単にいい窓、いい断熱材を使うだけではだめですということです。

昨今、ZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及などによって、

UA値(外皮平均熱貫流率、住宅の断熱性能を表し、数値が小さいほど性能が高いことを表す数値)や

C値(建物の床面積1㎡あたりの隙間面積、少ないほど気密性が高いことを表します)

の性能が重要視され、各社競ってこの数値をあげることに注力していますが、

このUA値とC値の数値だけを突き詰めていくと、

冬はプラス効果が働きよいのですが、

夏は強い日差しによる日射熱で暑くなった空気が、その断熱、気密性能によって逃げ場をなくし冷房の効果が間取りによってはマイナスに働くことがあります。気密、断熱性が良すぎるために今までは隙間から逃げていいたあったまった空気が室内にこもり、いつまでも温度が下がらない現象が起きてしまうのです。

つまりは寝苦しい夏を迎えることになってしまします

こうした高気密高断熱の性能が飛躍的にアップした住宅の仕様に求められるのは、自然に差変わらない、

パッシブなデザインを取り入れることが求められます。

具体的にいうと、

夏は、風の抜け道を考える、日射を遮ること。

冬は、南面に大きく開口を設け、できるだけ多くの日射を取り入れること。

この二つで住宅の快適さは大きく変わってしまします。

こうすることで、夏の蒸し暑くなって逃げ場をなくした空気を逃がし、涼しい環境を保ち、冬は南から入る温かい日射を十分に取り入れぽかぽかした空間が実現します。

ただ、こうした設計概念は簡単なことですが、建設予定地によっては南側に大きな開口を取ることができないなどの制約ができることもあり、

その場所による相応しい設計力が求められます。

例えば二階にリビングを設けたり、道路からの視線を遮る外構を提案したり、その土地その土地の特性を配慮したプランが必要です。

当社では来春に向け新しいモデルハウスを開発中です。

高気密高断熱で耐震、耐風性に優れた、大空間が可能な2x4工法を取り入れた、地震に強く、光熱費を抑えるパッシブデザイン(長っ。。)を取り入れた快適な住空間をご提案させていただきます。

たくさんの方々に次世代の住宅をご提案できるように日々研鑽してまいります。

 

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