徳島で高性能住宅ってどの程度の性能の住宅を指すのか問題

オートリホームブログをご覧の皆様、温熱環境マニアの北條です。

今年の冬はあったかいですねー。我が家も例年通りの暖房をかけて過ごすと、室内が暖かくなりすぎて寝付きにくいため、少し暖房温度を例年より下げました。

そんな我が家のスペックは築10年ということもあり、今建築されている建物には性能面で負けてしまっています。

オートリホームの現在の標準スペックは、Ua値0.56、Q値1.6、C値0.7を推奨していますが、私の家はUa値で0.682、Q値2.06、C値2(気密測定を行っていないので、工法からの推測値)程度です。10年前にしては頑張ってるほうだと思っていますが、最新の住宅と比べるとやはり断熱性能では劣ります。

もし今のオートリホーム標準スペックで建築していたとすると、電気代が3300円/月くらい下がり、10年間で396000円くらい光熱費を払わなくて済み、さらに新築時に買うエアコンも10万円程度ちいさい出力のものでOKだったことを考えると、家族4人でいく石垣島旅行代くらいは十分ねん出できそうです。

・・・書いてて悲しくなってきたので、本題に移ります。

徳島県で住宅を建てる場合、どの程度のスペックを持った建物であれば、高性能住宅と呼べるのでしょうか?

高性能住宅といえる断熱性能とは

では、断熱性能から。

平成25年省エネ基準がUa値0.87、私の家が0.682。ZEHが0.6。

HEAT 20 G1が0.56、G2が0.46、G3が0.26

オートリホームがだいたいG1レベルということもあり、高性能住宅はUa値0.56である!といいたいところですが、2020年現在では、Ua値0.56は最低限クリアしときたいスペック程度です。

高性能住宅だ!!と胸を張って言えるのはUa値0.46以下くらいのスペックが欲しいところです。

気密性能では、外周部に構造用パネルを貼る木造住宅であれば、特に気密性に留意しなくともC値2くらいは出ているので、高性能住宅をうたうのであれば、最低でも0.7くらいは出しておきたいところです。

もちろん、実測しないところは高性能住宅であるという権利もないと思います。

高性能住宅における耐震性能

お次は耐震性能について。

これは現在住宅を建築するのであれば、当然耐震等級3はとっておかなければ高性能住宅の土俵にも上がれません。

もちろん、きちんと第3者機関の評価をうけ、公的にも認められた耐震等級3でなければダメですよ。

世の中には耐震等級3相当とかいう、自社だけで計算して、壁量だけ満たしてます!みたいな住宅会社、結構ありますので。

で、耐震等級3にプラスして、できれば揺れを軽減できる装置(免振OR制震)が付いていれば、高性能住宅といえるのではないでしょうか。

メンテナンス性能も重要です

最後にメンテナンス性能。

住宅は建築した後、最低でも40年くらいは住み続けますよね?

40年間住んでいると、様々な個所が傷んできますが、高性能住宅であればそのメンテナンスコストを抑えることができます。

外壁なら15年保証がついているサイディング+高耐久シーリングくらいは最低使っておきたいところです。

できれば、ガルバ、タイルなどの外壁であればなお良しです。

屋根もガルバや軽量陶器瓦などを使いましょう。コロニアルであれば、コロニアルグラッサ以上のグレードのものを選んでください。

それから、基礎の配管周りのメンテナンスのしやすさを担保するために、長期優良住宅も認定もらっておけば安心です。

徳島における高性能住宅まとめ

いかがでしたか?

高性能な住宅であるといってもいい住宅性能をまとめてみました。

オートリホーム標準仕様では、建物の断熱性能のみUa値0.56と0.46には及びませんでしたが、少額でアップグレードすることができます。

それ以外の耐震性、メンテナンス性は標準で十分クリアすることができますので、徳島県で高性能住宅を検討されている方は、ぜひ一度オートリホームにご相談ください。

徳島県阿南市中林町で街角モデルハウス完成見学会を行います!!

オートリホームブログをご覧の皆様にお知らせです。

1月18日より2月の末日まで、お客様のご厚意により、街角モデルハウスがオープンします。

場所は阿南市中林町サンライズヒルです。1月18日からいつでもご覧いただけますので、中をぜひ見たい!という方はこちらのフォームからご予約ください。

ご見学予約フォームはこちら

このモデルハウスの見どころは

  • 使いやすい家事動線
  • キッチンからつながる広々パントリー
  • さくらの無垢材を使った温かみのあるインテリア
  • Ua値0.57、C値0.6(実測)の高気密高断熱仕様

となっております。

2月末までの期間限定となっておりますので、ぜひ見に来てくださいね!

ご見学のご予約はこちらのフォームから受け付けております。

ホントにそのサイズでOK?省エネ住宅に住んでいる方向けのエアコンの選び方

オートリホーム社員ブログをご覧の皆様、こんにちは。

断熱マニアの北條です。

新築住宅を建てる際、または建てた後にエアコンを買うと思います。

電気屋さんにエアコンを買いに行ったときに、こんなラベルを目にしますよね?

選びのポイント2

で、そこでほどんどの方がこう考えます。

「なるほど、この2.2kwのエアコンは木造だと6畳まで冷暖房が効くわけか!ならうちの子供部屋にはぴったりだ!」

・・・はたしてこの考え方で選んだエアコンは、本当に適正な容量なのでしょうか?

この記事では最適なエアコン能力の選び方をお伝えしていこうと思います。

エアコンの燃費を表すAPFとは

よく、エアコンのカタログや電気屋さんのラベルを見ていると、APFという言葉を目にすると思います。

APFとは通年エネルギー消費効率といい、JIS C 9612に基づいて、実際の使用に近い条件でエアコンを運転したときの、消費電力1kWあたりの冷房・暖房の能力を表わしたものです。

この数字が大きければ大きいほど、少ない電力で冷暖房することができるようになります。

では、このAPFで想定している実際の仕様に近い条件とはどのような運転なのでしょうか。

APFで想定している運転とは、冷房除湿は6月2日から9月21日までの3.6カ月間を27℃、暖房は10月28日から4月14日までの5.5カ月間を20℃で運転した場合を想定しています。

ちなみに、冷房期は外気温が高ければ高いほど、暖房期は外気温が低ければ低いほど、たくさんの電力をエアコンが消費する(=効率が悪くなる)ため、APFで想定している能力の7割くらい出ればいいほうです。

効率のいいエアコンの運転とは

このAPFに近い数字が出るようにするための効率の良いエアコンの運転方法とはどんな感じなのでしょうか。

以下は省エネカタログに掲載されている最新の各メーカーの、エアコン出力容量別平均APFと平均COPグラフです。

COPとは定格電力で生み出せる熱の量を割ったもので、この数字が高ければより少ない電力で熱を生み出せます。

apf

X軸がエアコンの冷暖房能力、Y軸が冷暖房効率になっているこのグラフから、エアコンの冷暖房能力が大きい機種ほど、冷暖房効率が悪くなることが読み取れます。

なぜこうなるかというと、エアコンの能力が大きくなっても、エアコンの室内機のサイズは大きくならない=送風できる量は変わらないため、能力が高いエアコンほど高いまたは低い温度の風を室内に供給しなければならないためです。

エアコンはヒートポンプという技術で大気から熱を取り出して室内側に送っています。このため、外気温と室内側に送る風の温度の差が大きければ大きいほど、運転効率が悪くなります。

つまり、効率のよい運転をしようと思えば、小さい能力のエアコンで、温度の高すぎない風で暖房を行うのが良いといえます。

では次に、エアコンの効率が一番よくなる条件を見ていきます。

ScreenClip

このグラフは出力が2500wのエアコンの負荷率がX軸、Y軸がその負荷率の時のCOP掛け率を表しています。

このグラフからは定格出力のおよそ8割の能力で運転した場合に、一番効率よくエアコンが運転できていることが読み取れます。

で、ここからが本題。

この2500wの出力を持つエアコン、世の中では一体何畳用として売られているのでしょうか?

エアコンメーカーが想定している住宅の性能

先ほどの問いの答えは、おおむね木造住宅なら6畳~8畳用として販売されています。

前段のグラフのエアコンが一番効率よく運転できるのは持っている能力の8割程度で暖房した時です。

平成11年基準や平成25年基準の建物のQ値はおおむね2.7程度。

もしQ値2.7のワンルームがあるとすれば、外気温5度の時、部屋を20度に温めたとすると46㎡まで温めることができます。

6畳の部屋の広さは9.93㎡なので4.63倍もオーバースペックなエアコンとなります。

・・・じゃぁなぜエアコンメーカーは2.5kwのエアコンが木造6畳推奨としているのでしょうか。

実はエアコンメーカーは想定している住宅のスペックを相当低く見積もっています。エアコンの能力を算定するときに用いる規格JIS C 9612によると、木造戸建ての南向きの洋室における暖房負荷はなんと265w/㎡とされています!!

つまり265w×9.93㎡(6畳)=2631.45w=2.63kw

なので2.5kwのエアコンは6畳くらいまで暖房できますよ!としています。

ではこの暖房負荷265w/㎡とはどんな住宅かというと、一切断熱を行っていない住宅なのです。

日本の住宅はほんの数十年前まで断熱など行っていませんでした。

国土交通省の既存住宅(住宅ストック)の現況調査によると約4割の住宅が無断熱です。エアコンメーカーはこの4割の住宅のスペックに合わせてエアコンの能力を推奨値としてカタログに書いています。

ということは、先ほどの2.5kwの能力をもったエアコンを平成25年基準の建物の6畳間に使うと、負荷率は0.2を下回り、前段のグラフによるとめちゃくちゃ効率の悪い運転を行うエアコンとなってしまいます。

最適なエアコン性能の選び方

ということで、ここまで読んでいただいた方はもうお分かりかと思いますが、メーカー推奨の畳数でエアコンを選んではいけません。

この記事をご覧の皆様がこれから建てる住宅、または建てた住宅の性能にマッチしたエアコンを計算によって導き出し、選ぶ必要があります。

そんな計算できねぇ!!って方は、どうぞ、建てた会社や建てようとしている会社に聞いてみてください。

温熱環境を考慮してくれる(またはして建ててくれた)会社ならすぐに答えられるはずです。

エアコンの暖房嫌い!という人が多いのは、住宅の性能が悪いからという話

オートリホーム社員ブログをご覧の皆様、いつも読んでいただいてありがとうございます。営業の北條です。

この冬は暖冬傾向ですが、1月ということもあり、さすがに冷え込んできましたね!

事務所のデスクがスチール製ということもあり、熱伝導で熱が奪われて寒い・・・と思いつつ仕事をしています。

エアコンで暖房していますが、足元に電気ヒーターが欲しいと思う今日この頃です。

さて、そんな暖房器具ですが、住宅営業していると、エアコンで暖房するのはちょっと・・・あんまり効かないし空気が乾燥する気がするし。

という声をよく耳にします。

でも、これ、誤解なんですよね。

この記事ではエアコンに対する誤解、なぜ先ほどのように思う方が多いのかを書いていきたいと思います。

エアコンの暖房は効かないのか?

まずは、エアコンの暖房が効かないという誤解から。

ご存知の通り、エアコンは部屋の結構高い位置についていることが多いです。

上部から床に向けて温風を吹き付け、足元から温めます。

温められた空気は当然上に上がります。気密性の高い住宅であれば、温められた空気が上に上がり、上にあった冷たい空気が下に降りてきて、部屋の中で対流し、いづれは部屋の空気全体が温まります。

気密性の高い住宅であれば、です。

では気密性の低い住宅ではどうでしょうか?

まず同じように足元に温風が吹き付けられ、温まった空気が上に上がります。で、上部の隙間から抜けていってしまいます。そして抜けていった空気の代わりに足元のすきまから、冷たい空気が流れ込んできますので、いつまでたっても足元は寒いまま。

エアコンの暖房嫌いな人には、顔はポカポカするのに、足元はいつまでたっても寒いままだから嫌いという人が多いです。

その理由が先ほど説明した、住宅の気密性が原因であることが多いです。

新築する際はしっかりエアコンが効く住宅を造りたいですね。

エアコンは乾燥するか?

では次。エアコンは乾燥するから嫌いという誤解。

エアコンの暖房機能には室内の水蒸気を回収する機能はありません。

でも、室温が上がるため、相対湿度は下がっていきます。

人間が快適だと感じる相対湿度は室温が22度だとすると40%から60%ですので、例えば10度、相対湿度50%の空気を22度まで温めながら加湿を行わないと、22度時点では相対湿度25%前後となってしまいますので、乾いている感じがしてしまうかもしれませんね。

ファンヒーターだと乾燥しないけど・・・

エアコン以外の暖房器具はどうでしょうか?

例えば石油ファンヒーター。室内でファンヒーターつかうと次のような化学反応がおこります。

C11H24+17O2→11CO2+12H2O

つまり、室内に熱とともに、二酸化炭素と水が発生します。

おおむね灯油1L燃焼させると、1Lの水が発生するため、石油ファンヒーターを使うと相対湿度が保たれます。

しかし問題は、同時に二酸化炭素も発生してしまうこと。二酸化炭素の濃度が上がると頭痛、眠気、倦怠感、注意力散漫、心拍数の増加、吐き気の発生など、身体症状として様々な要素が現れ、最悪死に至ります。

そのため、どの石油ファンヒーターにも1時間に一回程度は換気してくださいね!という注意書きがあると思います。

石油ファンヒーターによる室内空気汚染の実験

また大量の水を発生させますので、住宅の断熱性能が悪ければ、暖房停止後大量の結露が発生してしまいます。

エアコンがしっかり効く家を作りましょう

エアコンでしっかり暖房するためには、エアコンが効く家を作ることが前提です。

エアコンがしっかり効く家とは

  • Ua値が0.6以下
  • C値が1以下

このくらいの性能の住宅は省エネルギー性能を売りにしている住宅会社であれば、当たり前に作っています。

ぜひ住宅を建てる際は、上記性能をクリアしているのかどうか、根拠を出してもらってから建築してくださいね!

 

一生のうち、住宅にかけるお金は建築費+住宅ローンでは決まりませんという話

オートリホーム社員ブログをご覧の皆様、こん○○は。

営業の北條です。

徳島県もだいぶ秋っぽくなってきたなーって思ってたら、気が付いたら11月。年々月日が経つのが早く感じてきましたが、今年は転職やらパッシブハウス関連の研修やらで特に早いと感じています。

さて、本日の記事は、オートリホームが提案する住宅

「生涯住居費が一番少なくて済む家」

のご説明です。

皆様が住宅を計画する際、最も気にするのが、建築費用と住宅ローン金利だと思います。

この二つ、確かに重要です。

金利は0.1%変わるだけでも、35年間で支払う金額は大きく変わってきますからね。

0.1%金利が上がったら3000万円の借入なら、35年間で60万円以上支払いが増えてしまいます。

建築費も、ローコストメーカーと工務店では2~300万違う場合もありますので、これも大きいですよね。

でも、家の建て方によっては実はもっと大きな差が出ちゃいます。

それが、「光熱費」と「メンテナンス費」

この記事ではこの二つの費用でどれくらい差が出てしまうのか、シミュレーションしてみます。

光熱費の差はバカになりません

まずは光熱費から。

例えば、30坪の4LDK の総二階の建物を建築したとします。

LDKは開放的にしたいので、吹き抜けを設けたい!

コミュニケーションを重視して、リビング階段にしたい!

というご要望をかなえ、建築したとしましょう。

住宅の外皮性能は、かたや徳島県の改正省エネ基準である、Ua値0.87を少し上回る性能の0.77くらい。もう一つの建物はオートリホーム標準のUa値0.57程度とします。

では、早速、建物燃費ナビ(PHPP)でシミュレーションしてみます。

電気料金は四国電力の新電力プラン「でんかeプラン」、オール電化の建物、冬は室温20度、夏は室温27度になるようにシミュレーションしてみました。

結果はUa値0.77の家の場合

つづいてUa値0.57の家の場合

年間で58,698円オートリホーム仕様のほうが電気代が安く済むようです。

仮に40年間住むとすると58,698×40=2,347,920円

・・・金利0.1%どころの騒ぎではありませんね。。。

ちなみに、Ua値0.77から0.57くらいにするのに必要な初期費用は約70万円程度。

生涯住居費として計算するなら、234万-70万=164万

最初に70万円投資することで164万円支払いを少なくすることができました。

メンテナンス費もめちゃくちゃ大事

では次にメンテナンスコストを考えてみます。

メンテナンスで大きなお金がかかるのが外壁と大きな地震が来た場合の改修費

まずは外壁。

かたやKmewの親水セラ16㎜。オートリホームの家はKmewの光セラ16㎜+高耐候シーリング。

だいたい初期費用の差は30万円弱。この初期費用をメンテナンスコストで回収できれば生涯住居費を下げることができます。

結果は・・・

KmewのHPによると30年間で145万円ほど生涯住居費を削減できるようです。

先ほどの光熱費と合わせると、300万円超えて削減することができました。

つぎに、大地震が来た場合の改修工事費用について。

現在新築されている建物は、耐震化されています。

建築基準法で定める最低基準の建物の強さはこう決められています。

株式会社インテグラル様 住宅診断士ホームズ君より引用

数百年に一度発生するであろう地震にあっても倒壊、崩壊しない程度が耐震等級1です。

で、それの1.25倍耐力があるのが耐震等級2で1.5倍耐力があるのが耐震等級3です。

・・・じゃぁ耐力ってどう増やすのよ!?という点を簡単にご説明すると、地震に耐えられる壁の量を増やそうぜ!ってことです。

この壁のことを耐力壁というのですが、この壁が少しづつ壊れてくれることで地震の揺れを抑えてくれます。

ようは、耐震等級3というのは、耐震等級1の建物と比べると1.5倍壊れしろがある建物であるといえます。

では、壊れてしまった耐力壁の耐力はどうなるのでしょうか?

もちろんそのままでは次の地震に耐えることができません。

例としてよく挙げられるのが、熊本の地震。

この地震は数百年に一度くるであろうと想定される規模の地震が、短期間に二回続けて起こってしまい、甚大な被害をもたらしました。

この地震では耐震等級2の建物も倒壊してしまいましたが、なぜ倒壊してしまったかというと、一度目の地震で本来住宅を支えるべき耐力壁がダメージを受け、体力がなくなってしまったところに2回目の地震を受けてしまったことが要因と言われています。

そこで活躍したのが制震ダンパーという装置です。

この装置の役割を簡単に説明すると、地震の揺れを大幅に軽減してくれるブレーキをかけてくれる装置です。

このダンパーのおかげで熊本地震でも食器棚から食器さえ落ちなかった住宅もあります。(日経アーキテクチュア記事によると)

で、本題。

もし耐力壁にダメージを受けるレベルの地震にあってしまった場合、補修しなければ済み続けることができません。この補修は外壁の着脱を伴いますので、メンテナンスのコストは数百万円かかることもざらです。

制震ダンパーを入れておけば、耐力壁に対するダメージはかなり抑えられますので、メンテナンスをしなくても住み続けることも可能です。

生涯住居費として考えるなら、制震ダンパー採用する場合の初期費用は40万円くらいですので、もし補修費用が300万円かかるとするなら、260万円もお得になります。

先ほどの300万と合わせると560万円も生涯住居費を削減することができますね。

さらにランニングコストを抑えるオートリホームの住宅

いかがでした?

工法と仕様だけでかなりの生涯住居費を削減できることがお分かりいただけたかと思います。

記事には書きませんでしたが、オートリホームの住宅は全棟長期優良住宅の認定を取得し、耐震等級3となっています。

つまり、記事にしたランニングコストに加えて、税金と保険を安くすることができます。

このブログをご覧の住宅を検討しようとしている方は、建築費とローン金利だけではなく、生涯住居費という概念を念頭に入れて家づくりしてくださいね!

もし、詳しいシミュレーションがご覧になりたければ、お気軽にオートリホームまでお問い合わせください。

その耐力用合板に吹き付け断熱は大丈夫??ちょっと怖い壁体内結露の話

オートリホーム社員ブログをご覧の皆様こんにちは。営業の北條です。

先日両親をつれて北海道に行ってきました。10月下旬ということもあり、北海道では冬の気配をひしひしと感じました。

北海道の冬は皆様ご存知の通り、徳島県とは比べ物にならないほど厳しく、時にはマイナス10度とかいっちゃう世界です。

でも室内は20度強に保たれており、建物の中にいる限り寒さを感じることはあまりありません。

20度の空気が保持できる水蒸気の量は、人間が快適と感じる相対湿度50%程度で、おおよそ8g/㎏が含まれいています。

もし冬にこの空気が壁の中に入り、外気側の構造用合板に触れてしまうと、壁の中で結露を起こしてしまいます。所謂壁体内結露というやつです。

これを防ぐために、部屋の内側の壁には防湿気密シートというものをきっちり施工し、水蒸気が壁内に回らないように工夫されています。

寒冷地では特にしっかりと。

わざわざ太字で書いたのは理由があります。

じつは、徳島県のような温暖と思われている地域では吹き付けウレタンなどの断熱材を使った場合、ある条件を満たすと防湿気密シートを省略してもOKという規定になっています。

なので、現場で吹き付けるウレタンフォーム(アクアフォームとかアイシネンとか)を採用している多くの会社で、防湿気密シートを施工していません。

でもこれ、省略できるけど、建物のことを考えると絶対やったほうがいいです。

なぜ防湿気密シートが省略できるのか

省エネルギー等級という住宅の省エネルギー性に関する性能を表す等級があります。

最高等級は4で、この等級をとるためにはある一定の規定をクリアする必要があるのですが、この規定の中に、発泡ウレタン(日本工業規格A9511(発泡プラスチック保温材)に規定するもの)を使う場合は防湿層を設けなければならない。

というものがあるのですが、これには注釈があり、

ただし、次のいずれかに該当する場合は、防湿層を省略することができます。

a) コンクリート躯体又は土塗壁の外側に断熱層がある場合

b)床断熱において、断熱材下側が床下に露出する場合又は湿気の排出を妨げない構成
となっている場合

c)断熱層が単一の材料で均質に施工される場合、断熱層の外気側表面より室内側に施
工される材料の透湿抵抗の合計値を、断熱層の外気側表面より外気側に施工される
材料の透湿抵抗の合計値で除した値が、2以上(屋根は3以上)である場合

d) a)からd)までに掲げるものと同等以上の結露の発生の防止に有効な措置が講じられ
ていることが確かめられた場合

と定められています。

このCの但し書き規定を適用し、防湿層を省略する会社が多くあるのです。

防湿気密シートを省略するリスク

防湿気密シートがないということは、壁体内に室内から水蒸気が流入します。

これが、条件によりますが、断熱材と耐力壁に使った構造用の合板との間で結露するリスクがあるのです。

どういう条件で結露が発生するのかは、気温や湿度の条件と透湿抵抗値、断熱材の熱抵抗などを用い、室内側から室外側のどの部材のどの位置で結露するか計算することができます。

温暖な地域である徳島県では室温20度 相対湿度50% 外気温4度 相対湿度60% というよくある冬の条件であれば内部結露は起こりません。

しかし、設定する室温を上げる、もしくは外気温を下げる、室内側相対湿度を上げる、室外側相対湿度を下げるなど様々な条件でシミュレーションすると、外壁に厚さ80㎜程度のウレタン吹き付けではほぼ壁体内結露を起こします。

ちなみに、内部結露を計算できるエクセルシートをもちい、外気温を2度にすると、外壁側の耐力面材が合板の場合は、結露してしまいました。

気候は暖かい年もあれば寒い年もありますので、ある年は壁体内結露を起こさないがある年は起こす。みたいな感じになってしまいます。

防湿気密シートがあれば、壁内に水蒸気が流入しない、もしくはごく少量のみ流入するため、壁体内結露を起こすリスクをなくすことができます。

北海道などの寒冷地で防湿気密シートが必ず施工されているのはそのためです。

壁体内結露のリスク

もし壁体内結露がおこってしまった場合のリスクについてはこの日経の記事をご覧ください。

オートリホームでは防湿気密シートを正確に施工し、壁体内結露を起こさない住宅を手掛けています。

施工してしまえばわからない(お客様に訴求しにくい)個所も手を抜かずに施工することで、生涯住居費削減をしています。

もしいま検討中の工務店、ハウスメーカーの断熱気密施工に疑問があれば、お気軽にお問い合わせくださいね!

断熱マニアの北條が計算によってエビデンスをお出しします!

断熱の知識を学んで費用対効果のいい断熱材を選びましょうという話

オートリホーム社員ブログをご覧の皆様、営業の北條です。

世の中には数多くの断熱材があります。

グラスウールやロックウールのような繊維系断熱材、ウレタン、フェノールフォーム、セルロースファイバーなどなど。

断熱材にはそれぞれ特徴があり、メリットもデメリットもあるのですが、本日はそんな断熱材を費用対効果の観点からどんな断熱材を選んだら良いのか、記事にしたいと思います。

この記事をご覧の皆様は、「うちは吹き付けウレタンをつかっているから、高断熱です!」などとうたう営業に騙されないようにしてくださいね!

断熱材が吹き付けウレタンだから高性能!?断熱性能は厚みで決まる

以前営業しているときに、お客様から、競合の会社がウレタン吹き付けているから高断熱だ!と言っていると聞きました。

で、吹き付けをする厚みと断熱材の種類を教えてもらうと、

アイシネン、厚み 壁60㎜ 屋根100㎜。

・・・これ、めちゃくちゃ低スペックな外皮ですよ。。。

どういうことか、ご説明すると、外皮の性能は、断熱材そのものの熱伝導率だけでは決まらず、その断熱材の厚みがどれくらい入っているのかも重要です。

先ほどの壁、屋根の熱抵抗を計算してみます。

熱抵抗Rは 厚み(m)/熱伝導率で求めることができます。

アイシネンの熱伝導率は0.038w/(m・k)なので

先ほどの壁 0.06/0.038=1.57㎡・k/w

先ほどの屋根 0.1/0.038=2.63㎡・k/w

となります。

これ、かなり熱が伝わる壁、屋根です。

ためしに一般的な工務店がよくやる仕様で再計算してみます。

グラスウールで断熱することが多いので、断熱材は高性能グラスウールとします。

高性能グラスウール14㎏/㎡の熱伝導率は0.038w/(m・k)

実は高性能グラスウールとアイシネンの熱伝導率には差がありません。

グラスウールを充填する会社は厚みは壁90㎜、天井120㎜くらいのところが多いです。

この壁の熱抵抗 0.09/0.038=2.36㎡・k/w

この屋根の熱抵抗 0.12/0.038=3.15㎡・k/w

熱抵抗は大きいほど熱を伝えませんので高性能GWを入れた壁のほうが熱抵抗的には優れているといえます。

グラスウールは吹き付けウレタン断熱と比べるとコスト的にも半額程度の値段で施工できますので、施工の難しさや気密の取りにくさという問題はありますが、同程度の熱抵抗を費用を抑えて実現することができます。

先ほどの壁でグラスウールと同じだけの性能をアイシネンでだすとすると壁、屋根それぞれグラスウールと同じ厚み分吹き付けないといけないので、コストがかかります。

なので、コストを抑えるために吹き厚を少なくし、コストを抑えようとする会社がありますので、吹き付け断熱のイメージだけで断熱材を選ぶと後悔します。

オートリホーム標準の熱抵抗

ではオートリホームの外壁の熱抵抗はどうなっているかというと

オートリホームでは断熱材にアクアフォームを使用します。

アクアフォームの熱伝導率は0.036w/(m・k)

吹き厚は壁 90㎜ 屋根 180㎜です。

壁の熱抵抗 0.09/0.036=2.5㎡・k/w

屋根の熱抵抗 0.18/0.036=5.0㎡・k/w

先ほど紹介した2つより熱抵抗が高い=断熱性能が高いことがわかります。

また、アイシネンと比べると同じ性能を出すのに必要な費用も少なく済むためコスパもいい断熱材です。

ただし、気密処理が甘いと、構造用合板と断熱材の間に壁体内結露を生じる可能性があるため、しっかりした防湿気密施工が必要となります。

ちなみにオートリホームは全棟防湿気密シートを施工することにより、壁体内結露を生じることなくアクアフォームを使うことができます。

必要な断熱性能から断熱材を選びましょう

断熱性能をどこまで上げる必要があるのかは、建てたい住宅でどういった暮らしがしたいのかに密接にかかわりますので、まずはしっかり温熱環境のシミュレーションをしてみて、必要な断熱性能を導き出す必要があります。

必要な性能が決まれば、施工性やコストを考慮してよりベストな断熱材を決めていきます。

断熱材の選定に迷ったらぜひ断熱マニアの北條までお問い合わせくださいw

徳島でドイツのパッシブハウス認定取得にチャレンジします!!

オートリホーム社員ブログをご覧の皆様、こんにちは。新築営業部の北條です。

じつは、ワタクシ、いま非常に興奮しております。

なににそんなテンション上がってるのかと申しますと、

なんとこの度オートリホームではドイツのパッシブハウス研究所の認定取得住宅にチャレンジします!!

・・・パッシブハウス認定ってなんなの??

と思われた方向けに、この住宅のすごさ、快適さをこの記事ではご説明していきたいと思います。

ぜひこの記事をお読みになり、私の興奮度を少しでも共有していただければ幸いですw

パッシブハウスとはなんなの???

まずこの基準のすごさをお伝えする前に、パッシブハウスについて説明します。

パッシブハウス(Passive house)とは、ドイツパッシブハウス研究所が規定する性能認定基準を満たす省エネルギー住宅である。日本で最初のパッシブハウスは2009年8月に神奈川県鎌倉市雪ノ下にて建築され、設計をKEY ARCHTITECTS、施工を株式会社建築舎が行った。

Wikipediaより引用

ドイツのパッシブハウス研究所が規定する性能を満たした住宅・・・この住宅がどれくらいの性能なのかというと、

パッシブハウスは西ヨーロッパで普及が進み、木造に限らず鉄筋コンクリート造のパッシブハウスもあり、さらには一般住宅以外に共同住宅や消防署なども建築されている。パッシブハウスは気温が-20℃にもなる極寒の地でも、暖房なしでも過ごせるほどで、その省エネ性、断熱性、気密性は世界トップレベル。日本は四季がある独特の気候であり、日本の気候に合わせたパッシブハウス建築が望まれている。そしてパッシブハウスの基準は世界各国の省エネルギー基準の中で最も厳しいと言われ、基準を満たすためには、窓や断熱材、換気装置の選別、気密・断熱の施工技術力、熱損失や消費エネルギーの計算など高レベルな建築設計並びに施工が求められる。

Wikipediaより引用

ということだそうです。・・・ほぼウィキからの引用ですみません。。。

実際、この基準を満たした住宅は冬、無暖房でも家全体が太陽熱だけでかなり温まりますので、敷地条件さえよければ暖房を使わなくても過ごせる住宅になります。

そんないい住宅ならぜひ建築したいと思いませんか?

でもこの認定取得、めちゃくちゃ大変です。たぶんそこらの工務店ではまず取れません。

世界トップレベルの高断熱性、高気密性、省エネルギー性能をもったパッシブハウス
では実際に満たさなければならない住宅のスペックを見ていきましょう。

満たさなければならない項目はざっくり3つ。

1.冷暖房負荷が15kwh/㎡・年

2.家電も含めた一次エネルギー消費量が120kwh/㎡以下

3.50pa加圧時の漏気回数0.6回以下(C値=0.2以下)

・・・これ、めちゃくちゃハードル高いです。

一つずつ説明していきます。

1.冷暖房負荷が15kwh/㎡・年

これはどういうことかというと、年間を通して家の温度が20度を下回ると暖房し、25度を上回ると冷房すると想定して、1㎡あたり15kwhで先ほどの温度をクリアしなければなりません。

ちなみに国が定めた年間冷暖房負荷の基準は、徳島県では127kwh/㎡。

比べるといかに厳しい基準であるかがわかりますね。

この15kwh/㎡のすごさを簡単に説明すると、6畳用エアコン1台位で家全体を冷暖房できるくらい熱の出入りがない住宅を造ってね!ってことです。

この要求をクリアするためには、Ua値で0.2w/㎡K程度の断熱性能が必要です。

この0.2がどのレベルの住宅性能かというと、平成25年に定められた改正省エネルギー仕様(快適に暮らすには最低でもこの基準を満たしてね!という国のありがたい基準(低レベルですがw))における北海道の基準値が0.46w/㎡Kなので、今現在北海道で新築されているある程度快適な住宅の2倍断熱性能が高い家ということです。

この基準をクリアすると、外気温度の変化に室内温度があまり左右されなくなり、窓から差し込む太陽光でどんどん部屋が暖かくなっていきます。

・・・どんどん部屋が暖かくなる。

冬は暖房代がめちゃくちゃ削減できそうですが、じゃあ夏は???と思った方、鋭いです!!

パッシブハウスの認定をとるためには、夏の冷房につかうエネルギーも削減しなければなりません。ということは、夏は太陽光をできるだけカットする必要があります。

とうぜん、夏季の日射対策を求められるので、それをクリアする必要があります。

2.家電も含めた一次エネルギー消費量が120kwh/㎡以下

これもめちゃくちゃ厳しい要求です。クリアするためにはエネルギー効率の高い設備機器を適切にセレクトしなければなりません。適当なIHや給湯器、エアコンではまずクリアすることはできないでしょう。

徳島県はオール電化住宅がかなり普及していますが、一次エネルギー消費削減の観点から考えると、電気は効率が悪く、1kwの暖房能力や保温機能を使うためには、約2.7倍の一次エネルギーが必要です。

これは、発電所で作られた電気は家庭に届くまでの間に送電ロスなどの要因で100%の高率で使えないため。

一次エネルギーをいかに効率よく使用していくかという観点から考えると、給湯や暖房はエネルギー効率の高い機器や再生可能エネルギーで賄う必要があるでしょう。

3.50pa加圧時の漏気回数0.6回以下(C値=0.2以下)

これが一番難しいのではないかと。。。

気密を特に意識しない耐震パネル張りの木造住宅でC値は約2㎠/㎡と言われています。オートリホームでは自主基準で0.7㎠/㎡となるよう、気密施工を施し、全棟気密検査をしています。

私が知る限り、全棟気密検査を行う工務店や住宅会社ってほぼないのですが、オートリホームはそういった目に見えないところまで手を抜かずに施工しています(手前味噌ですw)

で、結構気密に気を使っている住宅会社である我々(はい、手前味噌です)の住宅でも0.7㎠/㎡なので、ここからさらに隙間を埋めていかなければなりません。

パッシブハウス認定住宅の省エネルギー性能はすごい!!

いかがでしたでしょうか?これくらい厳しい基準を守ってはじめて認定取得できます。

ではこの住宅の快適性、省エネルギー性能はどの程度のものなのか、イメージしやすいよう簡単に書きます。

真冬の一番寒い朝、例えば徳島県だと外気が0度以下となるような晴れた日の冬の朝でさえ、おはよう!とリビングに降りて、暖房をつける前の室温が15度を下回ることはないでしょう。

また、夏25度、冬20度の室温をずっとキープしつつ生活するための電気代は、平成25年基準(改正省エネ基準)の住宅より月10000円以上お安くなります。

省エネルギーで快適に暮らせる家と快適だがめっちゃエネルギーを使う家。

イニシャルコストの差をランニングコストで元が取れるならば、僕なら前者を建てたいと思います。

皆様はいかがですか?

徳島の一般的な工務店の住宅とオートリホームの高気密高断熱住宅の燃費比較

オートリホームブログをご覧の皆様、新築営業部の北條です。

やっと朝晩は多少涼しくなってきましたね。。。

今年は人生で初めて熱中症になって、かなりえらい目にあってしまいました。

さて、本日の記事は、徳島県の一般的な工務店の仕様で住宅を建築した場合と、オートリホームが推奨するスペックを満たした住宅を比べた場合、どのように光熱費が変わるのか、燃費計算ソフトを使って比べてみました。

樹脂サッシやウレタン吹き付けで高気密高断熱住宅にすると、省エネで快適な住宅になる!!ということはわかっているんだけど、金額に直すとどれくらいのメリットがあるのか、わかりにくいと思います。

そのメリットを計算できる便利なソフトがあります。株式会社CPUが販売している

「建物燃費ナビ」

というソフトなのですが、このソフトは本当に面白くて、住宅を建築するうえで考慮しなければならない様々な要素(構造や間取り、断熱やサッシの仕様、構造、気密性能や設備、日照などなど)を設定を変えながら検討し、その仕様の燃費を計算してくれるという優れものです。

このソフトを使い、近日建築予定のオートリホーム分譲モデルハウスで比較してみましたので、ご覧ください。

比較に使った住宅と条件

まずは燃費計算に使用した建物の間取りと、敷地の条件です。

間取りや外観に関してはこちらをご覧ください。

上記リンクのサンリッチ見能林B号地モデルハウスです。

日照に影響する南隣との関係はこんなかんじ。

南側約5.5m離れたところに住宅が建っています。日照の影響を計算をするためにはこの住宅の影を考慮しなければなりません。

方角はほぼ真南にLDKが向いています。

冷暖房の計画は、夏場は27度、冬場は20度に室温を保つように冷暖房をエアコンで行うと設定。

電力プランは四国電力のでんかeプラン、電化割適用後の料金設定としています。

住宅設備などの条件は同じとしました。

この住宅で一般的な工務店の仕様とオートリホーム推奨仕様でどのくらい光熱費に差が出るのか見ていきます。

徳島県の一般的な工務店とオートリホーム高気密高断熱住宅の仕様

ここでは徳島県の一般的な工務店の住宅の仕様として、国の基準である改正省エネルギー基準(所謂2020年基準と言われていたものです)を採用。

オートリホーム推奨仕様はHEAT20 G1グレード

数値で表すとどれくらい差があるのかというと

改正省エネ基準では住宅の隙間に関しては決まりがないため、工務店の判断に任されています。特に気密に留意せずに作った木造住宅はおおむねC値5.0~2.0くらいになるようです。

今回は徳島の一般的な工務店の住宅ではC値2.0㎠/㎡で計算してみました。

では結果を見てみましょう。

オートリホームの高気密高断熱住宅(推奨仕様)の燃費(光熱費)

Ua値とQ値はおおむね狙った通りの数値が出ています。標準仕様でZEHの外皮性能を下回るのがオートリホームの標準的な外皮性能です。具体的にはUa値が0.6を下回るようにします。

また、オートリホームでは全棟気密測定を行い、C値が0.7程度になるように気密施工を行いますので、C値は0.7としています。

注目してほしい箇所は「暖房期の窓の熱収支」です。

窓から入ってくる熱が窓から出ていく熱を上回っているため、暖房を使わなくても日照だけで室温を上げることができるのがわかります。

気になる電気代は月平均22023円という結果でした。

徳島県の一般的な工務店で建てる住宅の燃費(光熱費)

Ua値は改正省エネ基準とを若干下回りました。Q値はC値の設定を2.0㎠/㎡(パネルを張らない伝統的な在来工法だと5.0㎠/㎡程度)としたこともあり、良いほうに上振れしています。

注目ポイントの暖房期の窓の熱収支ですが、オートリホーム推奨仕様と比較すると日射取得量-熱損失の数字が小さくなっていることがわかります。

オートリホーム推奨の窓と比べると、入ってくる熱の量も増えていますが、出ていく熱の量が大きく増えていることが読み取れます。

これはどういうことかというと、冬、太陽光だけで、家を温めることができるのかを知ることができる指標で、日射取得量ー熱損失の差が+側に大きいほど暖房にエネルギーを使わなくても20度に近づけることができるというわけです。

ちなみに概算光熱費は月平均27349円と5326円高くなりました。

たかが5300円、されど5300円。生涯電気料金で比較すると・・・

オートリホームの推奨する高気密高断熱住宅仕様と改正省エネルギー仕様の住宅で月々5300円強の電気料金の差があることがわかりました。

これ、一年では63600円変わります。

仮に40年建てた家に住むとすると、2,544,000円変わってきます。

で、ここからは投資っぽい話になってくるのですが、新築時に改正省エネルギー仕様からオートリホーム推奨のHEAT20 G1グレードに断熱性能を高めるのに必要なコストは一般的な4LDKの建物でだいたい60~70万円。

利回りに換算すると、年利10.5%(単利ですが)の金融商品に投資しているようなものです。

もし現実に10.5%の金融商品に投資しようとすると、元本割れのリスクもかなりありますが、光熱費は計算で導けるので、ほぼこの通りの利益を得ることができます。

254万円を得られると考えると、初期投資の60万円はかける価値があるのではないでしょうか?

オートリホームではすべての建物燃費を計算します!

このように、オートリホームでは住宅の間取りや設備、仕様を検討する際、すべての建物で燃費を計算します。

イニシャルコストだけではわからない、生涯家にかけるお金をできるだけ少なく済んでいただけるように、燃費計算も含めて様々な角度からご提案させていただいています。

もしご興味があれば、あなたの間取りの燃費計算をしますので、お気軽にお声がけくださいね!

 

省エネルギーで快適な生活を送るための「日照」のおはなし

オートリホームブログをご覧の皆様、こんにちは。

新築営業部の北條です。

今回の記事は「日照」のお話。

私は営業活動をしながら、建築士でもあるので設計もするのですが、商談中のお客様の他社プランを見せていただくことがよくあります。

しばしば思うのですが、

「うわぁ、このプラン、日照の検討してねーなぁ・・・」

日照の検討をせずに建築してしまうと、何が変わってしまうのでしょうか?

実際の商談でホントにあった問題のあるプランから解説していきます。

現在間取りを検討中の方も、もう理想のおうちにお住まいの方も、得する話なのでぜひ検討してみてください。

相場より安い土地を見つけてきました!!でも日照は?

徳島市J町で建築したいお客様。

J町は山間にある大型の分譲地。山から離れている場所はもうすでに住宅が建っており、なかなか土地がありません。

人気のエリアのため、既存の住宅街に隣接するように、もともと山だった場所が切り開かれてどんどん大きな分譲地となっていっています。

そんな新規で開発された区画はこんな感じで段々になっています。


athome様ホームページより引用

そのお客様が見つけてきた土地は、まさにひな壇の下の段。

日照が一番期待できる南側には3m近い擁壁があり、その上には住宅が建っています。

先行していた住宅会社の図面をお持ちになられたので、見せてもらいました。

私 > 「・・・このプランでは冬、1Fに日照が全く当たりません。」

お客様はびっくりされていました。

お客様 > 「提案された住宅会社では、冬でも十分な日照が確保できるといわれたのですが・・・」

私 > 「では日照のシミュレーションを行いましょう!」

ということで、日照シミュレーションできるCADに図面を入力。で、冬至の日(一年で一番太陽高度が低い日。この日で日照シミュレーションして日照があれば一年中OKです)の日照をシミュレート。

・・・予想通り日照がありません。

どうすれば日照がとれるようになるのか、検討してみたところ2Fリビングしかありませんでした。

お客様のご希望はLDKからフラットにつながるタイルデッキをとりたい!!ということなので、2Fリビングは不可。

ということで、まだ空いていた隣の区画の日照をシミュレーションしてみると、冬至の日でもLDKには日照があることがわかり、そちらの土地でプランニングさせていただきました。

土地は少し高くなってしまいましたが、冬の快適性、希望の実現のために隣の土地で建築することとなりました。

冬季日照の有無でまぁまぁ変わる光熱費

では冬季の日照が温熱環境や暖房費にどれくらい関係があるのか考えてみましょう。

皆様も冬の昼間、窓際から差し込む暖かい日差しを感じたことがあると思います。これは太陽からの輻射熱で温められているため。

徳島市の冬季(1月)、太陽から南側円直面に届く輻射熱は、NEDO日射量データベースによると538w/㎡。

南側の窓面積が仮に18㎡、日射取得率0.4だとすると、3873wの熱が入ってきます。

この熱量はおおむね電気ストーブ5台分に匹敵します。

では出ていく熱を計算してみます。

110㎡の住宅でQ値を1.8、室内温度21度、外気温5度と仮定します。

110×1.8x{21-5)=3168w

3873w-3168w=705wのプラス!

仮に1F部分の日当たりが全くない(窓面積が半分になるイメージです。)とすると

1936wのマイナス・・・

このマイナスになった部分を暖房で温める必要があるので、どんどん電気代が嵩んでいきます。

快適に省エネで暮らすためには日照のコントロールが大事

冬はどんどん建物を温めてくれる日照ですが、夏は逆にできるだけ室内に入らないようにしなければなりません。

日射を遮蔽するためには、いろいろな方法があります。

軒を長くしたり、外付けのブラインドをつけたり、葦簀を立てかけたり・・・

ここで重要なのが

「入ってくる日照は後からコントロールできるが、入らない日照を後から取り入れることはできない」ってことです。

なので、プラン検討時から日照のシミュレーションをしっかりしておくことが、快適に省エネで住む秘訣です。

あ、もちろんガンガン電気代を使えば快適に住むことはできるかもしれませんw

少ないエネルギーで快適に住みたい方はぜひオートリホームに相談してみてくださいね