断熱の知識を学んで費用対効果のいい断熱材を選びましょうという話

オートリホーム社員ブログをご覧の皆様、営業の北條です。

世の中には数多くの断熱材があります。

グラスウールやロックウールのような繊維系断熱材、ウレタン、フェノールフォーム、セルロースファイバーなどなど。

断熱材にはそれぞれ特徴があり、メリットもデメリットもあるのですが、本日はそんな断熱材を費用対効果の観点からどんな断熱材を選んだら良いのか、記事にしたいと思います。

この記事をご覧の皆様は、「うちは吹き付けウレタンをつかっているから、高断熱です!」などとうたう営業に騙されないようにしてくださいね!

断熱材が吹き付けウレタンだから高性能!?断熱性能は厚みで決まる

以前営業しているときに、お客様から、競合の会社がウレタン吹き付けているから高断熱だ!と言っていると聞きました。

で、吹き付けをする厚みと断熱材の種類を教えてもらうと、

アイシネン、厚み 壁60㎜ 屋根100㎜。

・・・これ、めちゃくちゃ低スペックな外皮ですよ。。。

どういうことか、ご説明すると、外皮の性能は、断熱材そのものの熱伝導率だけでは決まらず、その断熱材の厚みがどれくらい入っているのかも重要です。

先ほどの壁、屋根の熱抵抗を計算してみます。

熱抵抗Rは 厚み(m)/熱伝導率で求めることができます。

アイシネンの熱伝導率は0.038w/(m・k)なので

先ほどの壁 0.06/0.038=1.57㎡・k/w

先ほどの屋根 0.1/0.038=2.63㎡・k/w

となります。

これ、かなり熱が伝わる壁、屋根です。

ためしに一般的な工務店がよくやる仕様で再計算してみます。

グラスウールで断熱することが多いので、断熱材は高性能グラスウールとします。

高性能グラスウール14㎏/㎡の熱伝導率は0.038w/(m・k)

実は高性能グラスウールとアイシネンの熱伝導率には差がありません。

グラスウールを充填する会社は厚みは壁90㎜、天井120㎜くらいのところが多いです。

この壁の熱抵抗 0.09/0.038=2.36㎡・k/w

この屋根の熱抵抗 0.12/0.038=3.15㎡・k/w

熱抵抗は大きいほど熱を伝えませんので高性能GWを入れた壁のほうが熱抵抗的には優れているといえます。

グラスウールは吹き付けウレタン断熱と比べるとコスト的にも半額程度の値段で施工できますので、施工の難しさや気密の取りにくさという問題はありますが、熱抵抗を考えるとGWのほうがコスト的にも勝っています。

先ほどの壁でグラスウールと同じだけの性能をアイシネンでだすとすると壁、屋根それぞれグラスウールと同じだけ吹き付けないといけないので、コストがかかります。

なので、コストを抑えるために吹き厚を少なくし、コストを抑えようとする会社がありますので、吹き付け断熱のイメージだけで断熱材を選ぶと後悔します。

オートリホーム標準の熱抵抗

ではオートリホームの外壁の熱抵抗はどうなっているかというと

オートリホームでは断熱材にアクアフォームを使用します。

アクアフォームの熱伝導率は0.036w/(m・k)

吹き厚は壁 90㎜ 屋根 180㎜です。

壁の熱抵抗 0.09/0.036=2.5㎡・k/w

屋根の熱抵抗 0.18/0.036=5.0㎡・k/w

先ほど紹介した2つより熱抵抗が高い=断熱性能が高いことがわかります。

また、アイシネンと比べると同じ性能を出すのに必要な費用も少なく済むためコスパもいい断熱材です。

ただし、気密処理が甘いと、構造用合板と断熱材の間に壁体内結露を生じる可能性があるため、しっかりした気密施工が必要となります。

ちなみにオートリホームのC値は0.7㎠/㎡と高気密なため、壁体内結露を生じることなくアクアフォームを使うことができます。

必要な断熱性能から断熱材を選びましょう

断熱性能をどこまで上げる必要があるのかは、建てたい住宅でどういった暮らしがしたいのかに密接にかかわりますので、まずはしっかり温熱環境のシミュレーションをしてみて、必要な断熱性能を導き出す必要があります。

必要な性能が決まれば、施工性やコストを考慮してよりベストな断熱材を決めていきます。

断熱材の選定に迷ったらぜひ断熱マニアの北條までお問い合わせくださいw

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