高気密高断熱住宅に欠かせない樹脂窓。では日本の樹脂窓普及率は?
オートリホーム社員ブログをご覧の皆様、北條です。
高気密高断熱住宅を作るうえで、非常に大事な「窓」。
50~70%もの熱が出入りする「窓」に、価格、性能など考慮すると最も適している窓は樹脂窓です。
そんな樹脂窓が、日本、また世界ではどれくらい使われているのか、この記事では解説していきます。
日本の樹脂窓普及率
ではさっそく日本の樹脂窓普及率を見ていきましょう。
まずはこちらの表とグラフをご覧ください。
日本サッシ協会によると、2018年度の樹脂窓普及率は20.4%。
私は2013年ごろから樹脂窓の普及率を追いかけていますが、初めて2割を超えてきたかーという印象です。
ちなみに、その他のサッシの普及率は
アルミサッシ 19.3%
アルミ樹脂複合 60.2%
となっています。
地域別にみてみると、四国は樹脂窓15.4%と普及の足を引っ張っています。
これは家をお建てになられたお客様が悪いわけではなく、建築業界の断熱に対する意識の低さが表れています。
四国は温暖だから樹脂窓までいらんだろぉ。って考えの工務店、ハウスメーカーがまだまだ多いということですね。
世界樹脂窓普及率
では世界では樹脂窓がどれくらい普及しているのか見てみましょう。
出典:[日本]平成29年住宅建材使用状況調査、日本サッシ協会(2017)[ドイツ]Interconnection Consulting(2016)
[アメリカ]Home Innovation Research Labs(2013)[中国]樹脂サッシ普及促進委員会(2000)、YKK AP調べ
なんと、寒い地域であるヨーロッパ以外でも樹脂窓が普及していることがわかりますね。
中国でも30%普及していて、普及率は年々伸びています。
日本の窓事情(というより、工務店の窓に対する認識が)、遅れてますね。
日本の普及率は世界より遅れている。
いかがでしたでしょうか?
日本の樹脂窓普及率は年々増加してきたとはいえ、世界と比べるとまだまだ低水準です。
やはり我々住宅を建てる側の、温熱環境に対する認識や断熱に対する意識が変わっていかないと、本当に快適な住宅は普及していかないんだなぁ。。。と感じています。
オートリホームでは、一組でも多くのご家族様に、真夏でも真冬でも本当に快適にかつお安く済んでいただけるような住宅をご提案していきます。