徳島の一般的な工務店の住宅とオートリホームの高気密高断熱住宅の燃費比較
オートリホームブログをご覧の皆様、新築営業部の北條です。
やっと朝晩は多少涼しくなってきましたね。。。
今年は人生で初めて熱中症になって、かなりえらい目にあってしまいました。
さて、本日の記事は、徳島県の一般的な工務店の仕様で住宅を建築した場合と、オートリホームが推奨するスペックを満たした住宅を比べた場合、どのように光熱費が変わるのか、燃費計算ソフトを使って比べてみました。
樹脂サッシやウレタン吹き付けで高気密高断熱住宅にすると、省エネで快適な住宅になる!!ということはわかっているんだけど、金額に直すとどれくらいのメリットがあるのか、わかりにくいと思います。
そのメリットを計算できる便利なソフトがあります。株式会社CPUが販売している
「建物燃費ナビ」
というソフトなのですが、このソフトは本当に面白くて、住宅を建築するうえで考慮しなければならない様々な要素(構造や間取り、断熱やサッシの仕様、構造、気密性能や設備、日照などなど)を設定を変えながら検討し、その仕様の燃費を計算してくれるという優れものです。
このソフトを使い、近日建築予定のオートリホーム分譲モデルハウスで比較してみましたので、ご覧ください。
比較に使った住宅と条件
まずは燃費計算に使用した建物の間取りと、敷地の条件です。
上記リンクのサンリッチ見能林B号地モデルハウスです。
日照に影響する南隣との関係はこんなかんじ。
南側約5.5m離れたところに住宅が建っています。日照の影響を計算をするためにはこの住宅の影を考慮しなければなりません。
方角はほぼ真南にLDKが向いています。
冷暖房の計画は、夏場は27度、冬場は20度に室温を保つように冷暖房をエアコンで行うと設定。
電力プランは四国電力のでんかeプラン、電化割適用後の料金設定としています。
住宅設備などの条件は同じとしました。
この住宅で一般的な工務店の仕様とオートリホーム推奨仕様でどのくらい光熱費に差が出るのか見ていきます。
徳島県の一般的な工務店とオートリホーム高気密高断熱住宅の仕様
ここでは徳島県の一般的な工務店の住宅の仕様として、国の基準である改正省エネルギー基準(所謂2020年基準と言われていたものです)を採用。
オートリホーム推奨仕様はHEAT20 G1グレード。
数値で表すとどれくらい差があるのかというと
改正省エネ基準では住宅の隙間に関しては決まりがないため、工務店の判断に任されています。特に気密に留意せずに作った木造住宅はおおむねC値5.0~2.0くらいになるようです。
今回は徳島の一般的な工務店の住宅ではC値2.0㎠/㎡で計算してみました。
では結果を見てみましょう。
オートリホームの高気密高断熱住宅(推奨仕様)の燃費(光熱費)
Ua値とQ値はおおむね狙った通りの数値が出ています。標準仕様でZEHの外皮性能を下回るのがオートリホームの標準的な外皮性能です。具体的にはUa値が0.6を下回るようにします。
また、オートリホームでは全棟気密測定を行い、C値が0.7程度になるように気密施工を行いますので、C値は0.7としています。
注目してほしい箇所は「暖房期の窓の熱収支」です。
窓から入ってくる熱が窓から出ていく熱を上回っているため、暖房を使わなくても日照だけで室温を上げることができるのがわかります。
気になる電気代は月平均22023円という結果でした。
徳島県の一般的な工務店で建てる住宅の燃費(光熱費)
Ua値は改正省エネ基準とを若干下回りました。Q値はC値の設定を2.0㎠/㎡(パネルを張らない伝統的な在来工法だと5.0㎠/㎡程度)としたこともあり、良いほうに上振れしています。
注目ポイントの暖房期の窓の熱収支ですが、オートリホーム推奨仕様と比較すると日射取得量-熱損失の数字が小さくなっていることがわかります。
オートリホーム推奨の窓と比べると、入ってくる熱の量も増えていますが、出ていく熱の量が大きく増えていることが読み取れます。
これはどういうことかというと、冬、太陽光だけで、家を温めることができるのかを知ることができる指標で、日射取得量ー熱損失の差が+側に大きいほど暖房にエネルギーを使わなくても20度に近づけることができるというわけです。
ちなみに概算光熱費は月平均27349円と5326円高くなりました。
たかが5300円、されど5300円。生涯電気料金で比較すると・・・
オートリホームの推奨する高気密高断熱住宅仕様と改正省エネルギー仕様の住宅で月々5300円強の電気料金の差があることがわかりました。
これ、一年では63600円変わります。
仮に40年建てた家に住むとすると、2,544,000円変わってきます。
で、ここからは投資っぽい話になってくるのですが、新築時に改正省エネルギー仕様からオートリホーム推奨のHEAT20 G1グレードに断熱性能を高めるのに必要なコストは一般的な4LDKの建物でだいたい60~70万円。
利回りに換算すると、年利10.5%(単利ですが)の金融商品に投資しているようなものです。
もし現実に10.5%の金融商品に投資しようとすると、元本割れのリスクもかなりありますが、光熱費は計算で導けるので、ほぼこの通りの利益を得ることができます。
254万円を得られると考えると、初期投資の60万円はかける価値があるのではないでしょうか?
オートリホームではすべての建物燃費を計算します!
このように、オートリホームでは住宅の間取りや設備、仕様を検討する際、すべての建物で燃費を計算します。
イニシャルコストだけではわからない、生涯家にかけるお金をできるだけ少なく済んでいただけるように、燃費計算も含めて様々な角度からご提案させていただいています。
もしご興味があれば、あなたの間取りの燃費計算をしますので、お気軽にお声がけくださいね!