失敗しない土地探しのコツ6選!方法もわかりやすく解説
理想のマイホームを建てるためには、失敗しない土地を選ぶことが重要なポイントです。
なぜなら、土地の選択を誤ると取り返しのつかない致命傷になるケースもあるからです。
建物のデザインや間取りは後から変更ができますが、土地は簡単に買い替えることはできません。
そのような失敗を起こさないためにも、土地を選択する際の注意すべき点や購入ポイントをしっかり押さえておきましょう。
この記事では、失敗しない土地探しのコツ6選に加えて、探す方法も解説していきます。
【この記事でわかること】
- 土地を探す前に決めるべき3つの項目
- 失敗しない土地探しのコツ6選
- 具体的な土地探しの方法
土地を探す前に決めるべき3つの項目
土地を探す前に決めておくべきことは、以下の3点です。
順番に見ていきましょう。
条件の優先順位を決める
マイホームを建てる上で、自分たちの理想の暮らしを実現するために優先すべきことを明確にしておく必要があります。
- 自然環境に恵まれた場所で子育てをしたい
- 仕事を優先したいので利便性を最重視したい
- 親世代も含めて将来は3世代でも暮らせるようにしたい
このように自分たちの暮らしの中で、優先させたいことを明確にします。その次に、それを実現させるための条件を整理してください。
例えば、仕事を優先するために利便性を最重視したいのであれば、以下のような条件が想定されます。
- 駅から10分圏内に絞る
- 近くにショッピングセンターや郵便局がある
- 保育園・幼稚園・小学校が徒歩圏にある
上記のように、自分たちの条件を具体的に整理しましょう。
エリアを決める
購入するための条件を踏まえて、どのあたりに土地を購入するかを決定します。
候補地として、市区町村名まで具体的に落とし込めるとよいでしょう。
予算を決める
マイホームにおける建築予算の総額のうち、土地購入にかけられる予算を把握しておきます。
土地を購入する際は、土地代金だけではなく不動産手数料や税金、その他の諸費用まで考えておかなければなりません。
予算によって、上記のエリア選択の幅もある程度決まってきます。
失敗しない!土地探しのコツ6選
ここでは、失敗しない土地探しのコツを6つ解説します。
土地探しを具体的に始めた時に知っておきたいコツを順番に見ていきましょう。
建ぺい率・容積率を調べる
建ぺい率や容積率を調べることは、土地探しのコツで重要な項目の1つといえます。
そもそも、建ぺい率は敷地の面積に対して「何%まで建てられるのか」を定めたものであり、容積率は敷地の面積に対し、建物の延床面積は何%まで建てられるかを定めたものです。
これらは、家の建築面積と延床面積を決める建築法規となります。
例えば、2階建ての家であれば以下を目安と考えてよいでしょう。
【2階建ての家における建ぺい率・容積率の目安】
- 建ぺい率:40%・容積率80%
- 建ぺい率50%・容積率100%以上
※上記はあくまで一般的な目安であり、数値を確約するものではありません
土地の方角を確認する
土地の方角も、快適な生活を送るためには重要です。
南や東を向いた土地が好まれますが、気になる方角に接している土地の状況も合わせて確認しましょう。
隣地が公共の公園や河川などであれば、将来的に建物が建築される可能性は低く土地の価値も高くなります。
土地の境界線をしっかり確認する
土地探しで失敗しないためには、境界線もしっかりと確認することが重要です。
ポイントとして、確定測量がされていない土地にはなるべく手を出さないようにしましょう。
境界が確定されていないと、隣家とトラブルになる可能性があるだけでなく、その土地を売却する必要が生じたとしても、簡単には売却できません。
したがって、確定測量がされているかどうか必ず確認するようにしましょう。
角地・中地の特徴を把握する
角地や中地の特徴も、あらかじめ把握することが重要です。
角地とは、二方向が道路に接している土地を指し、中地は三方向を隣地に囲まれ道路には一方向しか接していない土地です。
2つの土地には、以下のメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
角地 |
|
|
中地 |
|
|
周辺環境を調べておく
気になる土地が見つかったら、実際に現地に出向いたりインターネットなどで周辺環境を調べたりしましょう。
自分たちの判断基準をもとに、メリット・デメリットを確認してください。
メリットになる施設例 | デメリットになる施設例 |
|
|
災害リスクやハザードマップを確認する
災害リスクやハザードマップは意外に見過ごされがちですが、以下の2点は必ず確認するようにしてください。
- その土地があるエリアでの災害履歴を調べる
- 市区町村の窓口やホームページで、ハザードマップを確認する
災害履歴は、特に地震や風水害・地滑りなどが過去にどの程度発生しているのかを、市区町村やインターネットで確認しましょう。
土地探しの方法5選
ここでは、具体的に土地を探す方法を解説します。
上記5点を見ていきましょう。
現地へ直接出向いて探す
気になるエリアがあれば、直接現地に行くことをおすすめします。
土地を見て回るというよりも、エリアの雰囲気や利便施設、教育施設などの充実度を確認してください。
土地を本格的に探す前の下見として、そのエリアの雰囲気をしっかりと掴んで自分たちの好みに合うか検討しましょう。
インターネットや情報誌を通して探す
ほとんどの人が実践している土地探しで最も主流な方法が、インターネットや情報誌を利用することです。
情報量も多く予算別やエリア別に検索可能で便利ですが、掲載中でも実際は売却済のケースもあるので、必ず確認するようにしましょう。
土地の検索サイトを利用する
インターネット上では多くの情報が得られ、検索サイトで土地の情報も調べられるでしょう。
掲載サイトにもよりますが、対象エリアが日本国内全域をカバーしていたり、沿線や駅距離などの情報も詳しく紹介されていたりするケースが多いので、積極的に活用しましょう。
不動産会社に依頼する
土地探しを自分の力だけで成功させることは困難といえるため、専門性に長けた不動産会社に依頼することが重要といえます。
不動産会社選びのポイントは、土地情報に強いかどうかを見極めることです。
例えば、土地の仲介をメインにしていたり、自ら売主になっていたりする不動産会社を、ホームページやインターネットで探しましょう。
なるべく、購入したいエリアの情報に習熟している地元の不動産会社がおすすめです。
工務店やハウスメーカーに依頼する
工務店やハウスメーカーが決定している場合は、その業者やハウスメーカーにも土地情報の提供を依頼することも重要です。
工務店やハウスメーカーは、自社物件の販売をやっているところもあるので、一般に出回っていない情報を提供してくれる可能性もあります。
土地を事前に調査してくれるところもあるので、積極的に相談しましょう。
土地探しのコツに関するよくある質問
最後に、土地探しのコツに関するよくある質問を紹介します。
上記の質問は、土地探しをするうえで大切な情報となり得るので把握しておきましょう。
土地探しでストレスや行き詰まりを感じたらどうすればいい?
土地探しでストレスや行き詰まりを感じたら、思い切って中断するのも手段の1つです。
仮に意中の土地が見つかっても、タイミングが悪く他の人に買われてしまうことも少なくありません。
大事なポイントは、決して焦らずタイミングを見極めることです。
自分たちがかなえたい条件を再度確認して、タイミングを見極めながら土地探しをしましょう。
土地における地主の探し方は?
買いたい土地の情報や持ち主を知りたい時は、不動産登記の情報を法務局で取得すれば確認できるでしょう。
土地の公図に基づいて登記簿謄本を取得すれば、所有者情報や地目などの情報が得られます。
インターネットに載っていない土地は存在する?
インターネット上に載っていない売地情報も存在します。
特に相続に絡む物件などは、検索サイトなどに載る前に取引が進むこともあるでしょう。
これらの情報は、金融機関や税理士が情報を持っているケースもありますが、一般的に見つけることは簡単ではないといえます。
土地探しに失敗しないためにコツを押さえよう
失敗しない土地探しのコツとして、自分たちの理想の暮らしを実現する土地とは、どのような土地かを考えるところから始めましょう。
一度購入してしまうと簡単には取り返しができないので、決して焦らないことも大切です。
そして、自分たちが行った土地探しが本当に間違っていないか専門家に相談することも忘れてはいけません。
どちらに相談すればいいかわからない方は、徳島県で気密性が高く防火や断熱性能にも優れた住宅を数多く提供してきた、オートリホームへお問い合わせください。
昭和42年に創業し、半世紀以上地元密着で住まう人の理想の暮らしを実現できる家づくりに取り組んできました。
分譲物件や土地情報も多数用意しているので、土地探しでお迷いの方もぜひご相談ください。